2011年度
プロジェクトを立ち上げたはいいもののメンバーもなかなか集まらず、ようやく集まったメンバーが合計6人。
もちろん全員無知、0からのスタートでした。
そこで、かつてお世話になったWNG里山生き物クラブの講師だった方に連絡を取りました。
すると驚いたことに、現在は日本野外生活推進協会で「森のムッレ教室」というスウェーデンの環境教育を日本に普及している活動をしていらっしゃるとのことでした。
その方について神代植物公園水生植物公園のフィールドを紹介していただいたり、案内していただいたり、植物の知識を教えていただいたりしました。
そして夏休みには「森のムッレリーダー養成講座」を受講し、全員がリーダー資格を取得しました。
「森のムッレ教室」では、子供たちにまず「自然に出かけるのは楽しい!」と気づいてもらい、五感を使って自然と触れ合うことでエコロジーを学び、そこから一緒に生きている生物や、依存している環境への気遣いを学びます。ムッレは森の妖精で、子どもたちと自然との橋渡し的存在で、植物や動物の言葉を伝え、自然の法則を人間が変えてはいけないことを教えてくれます。
ボランティア体験ではそれまたかつてお世話になっていた「高尾の森づくりの会」の「高尾の森親子森林体験スクール」にメンバーで参加させていただき、インストラクターの方には子供との接し方やイベントの運営の仕方、また、自然の中へ入る服装など細かいところまでアドバイスしていただきました。子供たちに自然を教える立場である以上、まずは服装や外見から。そのためには、お金もかかりますが6人全員が教えに従って森に入る服装をそろえました!
ほかのプロジェクトが休んでいる間も夏休みなど週一回必ず全員で集まり、ミーティングや植物園へ向かい、フィールドチェックを行いました。
時には意見の対立があり、そして誰かが怠け始めたり、たくさんの壁とぶつかってきましたが、そのたびに全力でみんなと向き合い、いつしか良きチームメイトになっておりました。
そしてついに11月5日と12日に初めて「しぜんとあそぼう~森のムッレ教室~」を企画し開催することに成功いたしました!!
場所は神代植物園水生植物園。一日目はお子様5名、保護者1名の参加者に来ていただき、自然のおもちゃ作り、自然に関する紙芝居、お話を通じて自然を体験し知ってもらい、最後は芝生でのびのびとネイチャーゲームをして解散という形で終わりました。
二日目は、お子様11名、保護者4名の参加者に来ていただき、プログラムの最初に「森のムッレ誕生の秘話」を紙芝居にてお話し子供たちに「今日ムッレさんに会えるかもよ?」と期待を持たせ、自然のおもちゃ作り、森のビンゴ、先週の内容をクイズ形式にしてフィードバック、そして最後にムッレさんが登場し子供たちに自然の大切さを教えてくれる、といった内容でした。
子供たちのムッレさんを信じて疑わないあの純粋な瞳が、今でも忘れられません。本当に「森のムッレ教室」の力はすごいのだなと改めて実感いたしました!
最後に秋のどんぐりやマツボックリや落ち葉など様々な素材で手作り写真たてを工作し、無事終了しました。
後日、ここでのことを忘れないでほしいと思い、小学校、児童館を通じて子供たちにイベントでの写真を作った写真たてで飾ってほしいと添えて送りました!
このイベントを開催するにあたって、企画はもちろん、公園の許可の申請や、万が一の際の保険の加入手続きや、小学校や児童館に交渉させていただきイベントのビラを配布していただいたりとすべて自分たちの手で行われるところが特徴であり、またやりがいなのでございます!!!笑
ご協力していただいた、神代植物公園の事務所の方、深大寺小学校副校長先生、深大寺児童館様には、感謝してもしきれません!!!ありがとうございました!
そして、活動の成果を東京ビッグサイトで開かれるエコプロダクツ展に出展し、そこでは様々な人と関わることができ、環境教育についてたくさんの意見や考えについてふれることができました。
春休みにはお世話になった、日本野外生活推進協会の東京支部の年間活動報告会に参加させていただいて、「自然と遊ぼう~森のムッレ教室~」の報告をプレゼンさせていただきました。
このような感じで年間活動目標を無事果たすことができ、私たちの最初の一年間は終了いたしました。
最初は全員が0からのスタートで不安ばかりで手探りのまま活動が始まりましたが、やはり、熱い想いと強い気持ちを常に持って一生懸命取り組めば、どんなことでも達成できると学びました!
また、発足当時はバラバラだったチームワークも、本当にたくさんの衝突を乗り越え、意見をぶつけ合い、そして理解しあって一つのことを一緒に成し遂げることで、最後には一つになることができたと感じております。
ゆりりん
みずほちゃん
こずえちゃん
みやじ
たくみ
みんな一年間ありがとう!!!
お疲れ様!!
(堀)
コメントをお書きください